禁煙？いつやるの？今でしょ！は失敗の素。

2023.08.04

目安時間 8分

さて、一昔前に流行った「いつやるの？今でしょ！」

これって禁煙にも当てはまるのかっていう事なんだけど…

実は思い立ったが吉日、すぐに行動っていうのは
禁煙の場合は失敗するケースがとても多い。

っていうか…私の知っている限りでは、
ほぼ８割は失敗する。

もちろん、グダグダと考えて
いつまでたっても禁煙しないっていうのも、愚の骨頂なんだけど、
禁煙を成功させるには絶対といってよいほど準備が必要だ。

まあ、中にはイキナリ持っているたばこをガーっと握りつぶして
「オレは今から禁煙するぜ！」って言って
ホントに禁煙したツワモノもいるっちゃ、いる。

だけど、そんなツワモノはホンの一握りだ。

ほとんどが、我慢できず三日と持たずに
再びたばこに火をつけてしまう。

じゃあ、何でそんな思い立ったら吉日みたいな
勢いで禁煙しても失敗するのかっていう理由なんだけど、
はっきり言って簡単だ。

思い立って禁煙したから、思い立ってヤメルの止めたってだけ。

いや！！そんなことはない！って否定する奴もいるかと思う。

確かに、個人個人を見てみると
実際に他にも色々と理由があると思うよ。

例えば…

禁煙決めた日に限って、職場や友人との飲み会があった。

禁煙をしたとたんに、嫌なことがあって
イライラが収まらなくて、ついつい一服してしまった。

こんな事があったから！、あんな事があったから！

言い出したらキリがないくらい、
禁煙を止めちゃう理由ってイッパイある。

話を聞いてみれば、「ん～確かに…」
って思う理由もあるかもしれない。

だけど、そんな個々の理由じゃなくて、
もっと本質的な理由が存在する。

ここで誤解して欲しくないのは、私は禁煙できない理由を
周りや環境のせいにするなって事じゃない。

むしろ逆だ！

禁煙しようとした時に、実際にどれだけ
自分が禁煙しにくい環境にどっぷり浸かっているのかって事。

これが思い立って勢いで禁煙しても、失敗する最大の理由だ。

その本質的な理由を知ることが出来るだけでも、
仮に禁煙に失敗したとしても、その失敗は無駄じゃない。

「助けてください！禁煙できません！」

「君には…禁煙が成功する環境にはない、気の毒だが…

…しかし、無駄死にではないぞ!」

って、どこぞの有名なアニメの名セリフが頭に浮かんでしまうが…

だがしっかり失敗を検証すれば、とても意味のあるものになる。

ホントは一発でサクッと禁煙出来れば
それに越したことはないんだけど、実際はそうじゃない。

禁煙しようとする時、もはやたばこ抜きの生活なんて
到底考えられないような環境、人間関係、自分の生活リズム。

こういう有象無象の原因によって、本人がどんなに禁煙を望んでも
それを実行させまいとするチカラはるかにデカいって事。

昔と違って、今は夜中だろうがお盆だろうが年末年始だろうが、
２４時間営業のコンビニの他、たばこなんていつだって手に入る。

昔と違って、喫煙者と非喫煙者の棲み分けが強くなった半面、
たばこ吸っている人間の周りには、やっぱりたばこ吸っている人間ばかりだ。

もう普段から、どっぷりたばこと二人三脚のお友達状態が確立してるから
そこを崩さないと、もう禁煙なんてなかなか成功することはむずかいし。

それくらい、ついつい…思い立って禁煙やめちゃうってくらい
誘惑が多い環境にさらされているってこと。

それをわかってない奴に限って、エラソーに言うわけ。
「周りのせいにしてる間は、禁煙なんて出来ねーよ！」って。

いやいや、わかってネーのはオタクでしょ？って事。

確かに、たばこを吸い始めたのは自分の責任。

これに異論がある奴は…まーいないだろうな。

中には、「いや、俺は。。私は。怖い先輩に無理やり吸わされた！」

そんな奴もいるかもしれない。

だけど、たばこをやめるに当たっては、本人の責任論を振りかざしても
絶対に解決できないし、誰も幸せになれない。

じゃーどうするか？って問題になってくる。

それにはまず、自分の置かれた環境を知り、そこから出来る限り
非日常の環境を短期間でも良いから作る準備が必要って事。

そう考えると、確かに準備期間が必要になってくるって
理解してもらえると思う。

だから、今たばこをやめようと思っている人は
まず、今できることを始めよう。

それは、次の２つのことを考えてみてほしい。

１、過去の失敗から学ぶ。（環境、人間関係、自分の生活スタイル）

２、現在の自分のたばこにまみれた日常から、いかに短期間でも
たばこから離れられる非日常を作ることが出来るかを考える。

まずは、これだけでも、じっくり考えてみることで
次に禁煙に挑戦するときには、成功率はグッとアップすることになる。

遠回りに思うようなことだが、今日のメールを機会に
一度じっくりと、ぜひ考えてみたらどうだろうか。

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