今回の記事でマインドセットも
いよいよ第8回目に突入しました。
早いもので、もう全体の7割近くが終わります。
さて、前回のマインドセットでは
超気楽な禁煙法の全体像として
7つのステップをお伝えしました。
7つのステップを通じて禁煙の全体像が見える事で、
禁煙を開始して、どのくらいで煙草を吸いたくなくなるのか?
どのくらいで苦しくなくなるのか?
これを知ってるかどうかで、全く結果は変わってきます。
実際に訳も分からず、先の見えない禁煙をするよりも
しっかりと道筋のわかる禁煙方法を行う方が
ずっと精神衛生上、負担が少ないのです。
また、禁煙の全体像をイメージできることで
「今、自分はどの辺のステップにいるんだろう?」と
現状を把握することで、禁煙の成功率はグッと上がります。
というわけで、次のマインドセットに
移りたいと思います。
今回お伝えするのは、
「禁煙を続けるコツは完璧主義をやめる事」です。
今まで私が見てきた中で、多くの喫煙者が禁煙を思い立っても
どうしても上手くいかない人には、ある共通点がありました。
それは禁煙というか、物事に対して
過剰なまでの完璧主義な考えを持っている人でした。
一見すると、完璧主義って悪い感じはしませんよね?
だけど、禁煙を成功させるためには、
この完璧主義ってものすごく相性が悪いんですよ。
その理由は、完璧主義って
気分の切り替えがしにくくなっちゃうんです。
禁煙で大切な事って、禁煙し続ける事なんです。
そんなの分かってるよ!って人も、
このまま、ちょっとだけ聞いてください。
禁煙を始めると、人によってはどうしても
煙草を吸いたいって誘惑に負けてしまう人って
一定数存在します。
これは禁煙にかぎらず、仕方ない部分でもあります。
ただ、この時に完璧主義の考えだと、
「もう煙草一本吸っちゃったから、禁煙失敗だ!」
「あぁ~あ・・・終わった」
そう考えて、禁煙を投げ出しがちになるんですよ。
つまり、完璧主義ゆえに心が折れてしまう事で、
自分から禁煙をやめてしまうのです。
逆に、完璧主義でなく、いい意味でユルイ考えの方が
意外と禁煙ってうまく言っちゃうケースが多いんです。
それはどういう事かというと、
禁煙中に、どうしても我慢できなくて
途中で煙草を一本吸ってしまったとします。
その時点で「うわ~やってもうた・・・けど、まっいいか!」
そう考える事で、もう一回気持ちを切り替えられるんです。
けど、多くの人が禁煙には
完璧主義を求めてしまいがちになります。
その理由は、禁煙を始めてから
どんなに長い期間、煙草を我慢し続けていても
たった一本でも煙草を吸ってしまったら、
もう全てが終わる。
そんなセリフは耳タコで聞いてきたと思います。
そんな考えが、ごく一般的に常識として
世間では言われ続けているからです
しかし、私はこれに関しては
少し疑問視しています。
仮に禁煙を始めてから半年も煙草を吸ってなかったら、
体内からはニコチンが完全に消え去っていて、
ニコチン受容体もほとんど存在してないはずです。
そんな状態でたった一本煙草を吸った程度で
元の中毒状態に戻るのは理屈に合いません。
それなら、生まれて初めて煙草を吸った人が、
急に喫煙者になるかといえば、そんなことはありません。
これはずっと疑問に思ってきた事なので、
私自身は実際に、自分で実験してみました。
もちろん、私個人の体質などもあるので、
100%正しいとは思っていません。
ただ禁煙開始後の3か月後、半年後、1年後と
それぞれ一回の喫煙で、煙草を2~3本程度
実験として吸ってみました
しかし実験の結果、また煙草を吸いたいとも思わず
逆にビックリするほど頭がクラクラして、
気持ち悪くなっただけでした。
もちろん喫煙がぶり返すこともありませんでした。
その後も、実際に色々な方に
禁煙の支援を行ってきました。
そんな中には、禁煙してから数か月後に
つい喫煙したという方も何人もいました。
けど喫煙した直後から、もう一度禁煙に挑戦することで
結局、喫煙がブリ返すことはありませんでした。
確かに、巷で言われているように
禁煙を始めてから半月とか1カ月しないくらいで
再び喫煙したら、また元に戻ってしまうかもしれません。
けど、もう吸いたいと思わないくらい
長い期間が経過して「我慢する」という感情と
無縁になった頃に喫煙しても、それでも台無しというのは、
「心理的な思い込みなんじゃないか?」
私はそう思うようになりました。
でも、もしも本当に、たった一本でダメになるほど、
煙草が強烈な中毒性を持っているなら
もはや煙草は法律で規制するべきだと思います。
そうではなくて、一本吸ったら禁煙は失敗だという
強い思い込みが、自分で禁煙をやめてしまう方向へ向かい
結局は元の喫煙状態に戻ってしまうのでは?と考えました。
つまり、過剰なまでの完璧主義こそ
禁煙の成功を妨げている一つの大きな原因なんだ!
という思いに至りました。
そこで、最初から禁煙途中でも
煙草を吸ってしまうという事を前提として
禁煙方法を考え直してみた結果、
煙草を吸ってしまったら、その時点から
禁煙をやり直せば良いという結論になりました。
またニコチンの性質なども考えてみても
一度体内に取り込まれても、72時間で消滅するなら
煙草を吸ってしまっても、再挑戦するには
十分に時間的にリカバリーが可能です。
これが72時間でなくて、消滅まで7200時間とか
ニコチンが消滅するまで途方もない時間がかかるなら、
話は変わってきます。
それならホントに完璧主義で一本たりとも煙草はダメ!という
結論も妥当だと考えますが、実際は72時間ですからね・・・
というわけで、何度でも禁煙をやり直せるという考えは
禁煙をする上で、かなり精神的に楽になったと
多くの人から言われるようになりました。
つまりそれだけ、禁煙という事に対して
精神的なハードルが下がった訳です。
「まあ、いっか!しょうがない!
一本吸っちゃったけど、また今から頑張ろう」
そうやって精神的なハードルや負担感が無くなれば、
とうぜん禁煙も上手くいくようになります。
なので、禁煙の際には完璧主義にならないこと!
そのようにお伝えさせていただいてます。
というわけで、今回のマインドセットでは
「禁煙を続けるコツは完璧主義をやめる事」について
お話しさせていただきました。
では、次回の記事を楽しみしてくださいね!
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ことやん
何度も禁煙に挫折し続けた1日60本以上の喫煙を20年以上続けてきた超ヘビースモーカーが、10年前にアッサリと禁煙に成功。以来200名以上の禁煙希望者にその方法を伝え、今に至るまで多くの成功者が続出。現在も禁煙仲間を増やす活動実施中。
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